プロフィール|「犬時間、わたし時間。」を書いているユキです

ベティーとレオ、2頭のパピヨン

はじめまして。
「犬時間、わたし時間。」を書いている、50代のユキです。

現在、2頭のパピヨン、ベティーとレオと暮らしています。

ベティーもレオも10歳。
いつの間にか、2頭とも立派なシニア犬になりました。

動物に囲まれて育った子ども時代

私は子どもの頃から動物が大好きでした。

家には犬や猫、鳥、金魚など、いつも何かしらの動物がいて、それが当たり前の生活。

家族みんなが動物好きでした。

そんな私の子どもの頃の夢は、トリマーになること。

しかも、ただトリマーになるだけではありません。

「犬の美容室と犬のホテルが一緒になった、大きなビルを建てる!」

子どもの私は、かなり本気でそんな夢を描いていました(笑)。

大人になり、結婚して3人の子どもの母になってからも、その夢をどうしても諦めることができませんでした。

家族と相談し、2年間トリミングスクールへ通わせてもらうことになりました。

小さな子ども3人を育てながら、家庭と学校を両立するのは大変でした。

それでも、大好きな犬たちと過ごす授業は本当に楽しかった。

在学中にはアルバイト先のサロンで、JKCのドッグショーのお仕事も経験させてもらい、それまで知らなかった犬の世界を見ることもできました。

卒業後は、そのままアルバイト先のトリミングサロンに就職。

こうして、子どもの頃から憧れていたトリマーとして働き始めました。

憧れていたトリマー。でも現実は……

子どもの頃に想像していたトリマーは、犬をかわいくカットする華やかな仕事でした。

でも、実際に働いてみると、なかなか大変です。

飼い主さんの前ではとてもいい子なのに、飼い主さんが帰った途端に暴れてしまう子。

噛もうとする子。

換毛期の大型犬のシャンプーとブローでは、抜け毛がトリミングルーム中を舞い、まるで雪のように床へ積もっていくこともありました。

飼い主さんから犬の雑誌を見せられて、

「こんな感じにしてください」

とモデル犬の写真を見せてもらうこともあります。

でも、人間と同じで、犬もその子によって毛質も骨格も違います。

「うーん、これは同じにはならないなぁ……」

なんてことも(笑)。

大変な仕事ではありましたが、たくさんの犬種、たくさんの性格の犬たちに出会えました。

そして、きれいになったわが子を見てうれしそうにしている飼い主さんを見るのは、私にとって幸せな時間でした。

その後、離婚をきっかけにトリマーを辞めました。

好きな仕事でしたが、当時のトリマーのお給料だけで一人で生活していくのは難しかったからです。

42歳で、小さな家を建てました

離婚後は安いアパートを探し、一人暮らしを始めました。

派遣社員としていくつかの仕事を経験し、将来のことを考えて正社員の仕事も探しました。

けれど、なかなか希望する仕事には出会えず、最終的に契約社員としてある会社で働くことになりました。

その頃、ふと思ったことがあります。

「このままずっと家賃を払い続けるのかな?」

それなら、将来自分の資産として残るものが欲しい。

そう考えて、42歳のときに土地を購入し、小さな家を建てました。

大きな家ではありません。

でも、自分の家です。

そんなふうに少しずつ生活を作ってきた私でしたが、その後、仕事を続けられない時期が訪れました。

ベティーとの出会い

仕事ではクレーム対応に追われる日々が続き、私は心身の調子を崩して休職しました。

そんなとき、ふらっと立ち寄ったペットショップで出会ったのが、生後2か月のパピヨンの女の子。

ベティーでした。

たくさんの子犬がいる中で、ベティーは私から目をそらさず、まっすぐこちらを見つめていました。

小さなしっぽを高速でブンブン振って、全身で「うれしい!」を表している。

なんて愛おしい子なんだろう。

そう思いました。

ベティーを家に迎えると、無邪気に私の後をついてきて、どこへ行っても離れません。

この小さな子を見ていると、本当に心が救われました。

そして、

「この子を私が守っていかなければ」

と思うようになりました。

少しずつ元気を取り戻し、私はそれまで勤めていた会社を辞めることを決めました。

4か月頃のベティー
わが家に迎えて2か月ほど経った、4か月頃のベティー

ベティーと一緒に働ける場所へ

ちょうどその頃、以前から知り合いだった現在のパートナーから、

「カフェをやろうと思うけど、一緒にやらないか?」

と声をかけてもらいました。

そして、私にとって大きかったのが、

「ベティーも一緒に来ていいよ」

という言葉でした。

ベティーと一緒に出勤できる。

それが大きな決め手になり、カフェの開業準備を始めました。

そして、レオがやってきた

カフェの開業準備をしていた頃、

「ベティーにも犬のお友達がいたほうがいいのかな」

と思うようになりました。

ベティーと一緒にペットショップを回っていたときに出会ったのが、レオです。

レオはそのとき、すでに生後5か月。

小柄な男の子でした。

なぜかとても気になって、私は何度も会いに行きました。

ベティーとの相性も確かめたくて、2頭をお見合いさせてもらったこともあります。

お互い特に嫌がる様子もなく、

「これならいい友達になれるかもしれない」

と思いました。

季節は、年末。

この子はもう5か月も、この小さなケージの中にいる。

「もうこれ以上、ここでクリスマスやお正月を寂しく過ごさせたくないな」

そう思い、レオを家族に迎えることにしました。

実はレオが我が家にやってきたのは、カフェのオープンわずか1週間前。

今思えば、ただでさえ開業準備で慌ただしい時期に、よく迎えたなと思います(笑)。

7か月頃のレオ
わが家に迎えて2か月ほど経った、7か月頃のレオ

こうして、ベティーだけの予定だった「愛犬同伴出勤」は、いつの間にかベティーとレオ、2頭一緒になりました。

カフェがオープンしてからは、2頭とも毎日一緒に出勤しています。

といっても、店内を自由に歩き回っているわけではありません。

カフェでは基本的に事務所で過ごしながら、私たちの仕事が終わるのを待っています。

私にとって何よりありがたいのは、仕事をしている間も2頭がすぐ近くにいてくれること。

ちょっと元気がない、いつもと様子が違う――。

そんな小さな変化にも気づきやすく、何かあればすぐに動物病院へ連れていくことができます。

歳を重ねた今、この環境で一緒に過ごせることを、以前にも増してありがたく感じています。

トリマーだった私が、パピヨンを選んだ理由

トリマー時代、私はたくさんの犬種と接してきました。

そんな私が、自分の家族に迎えたいと思ったのが、パピヨンでした。

理由のひとつは、比較的お手入れがしやすいと感じていたこと。

そして何より、明るく活発で、人と一緒に何かをすることが大好きなパピヨンの性格に惹かれました。

大きな耳に、蝶のような飾り毛。

優雅な見た目とは裏腹に、とても元気いっぱい。

そんなところもパピヨンの魅力だと思っています。

正反対だからおもしろい、ベティーとレオ

ベティーとレオは、同じパピヨンなのに性格がまるで違います。

ベティーは、とにかく人が大好き。

私がトイレに行けばついてくる。
お風呂に行ってもついてくる。
ソファーに座れば、私の足の上でくつろぐ。

いつも私にべったりです。

お散歩中にほかのワンちゃんと会っても、ワンちゃんより飼い主さんのところへ一直線。

しっぽを高速でブンブン振りながら、

「さわって、さわってー!」

という感じで寄っていきます(笑)。

遊ぶときも、ボール投げやロープの引っ張りっこなど、とにかく人と一緒。

一人遊びはあまり得意ではありません。

一方のレオは、一人遊びが上手。

ボールをドリブルしたり、おもちゃをかじったり、自分だけでも楽しそうに遊んでいます。

ところが、ベティーが私と楽しそうに遊び始めると話は別。

どうも面白くないらしく、ベティーのおもちゃを取り上げて回収していきます(笑)。

しかも、全部のおもちゃを把握しているようで、ひとつでも見当たらないと探しに行く。

そして回収したおもちゃを自分の周りにずらりと並べて、監視。

小さな「おもちゃ管理人」です(笑)。

そんなレオですが、ベティーのことが大好きなのは見ていてよく分かります。

べったりくっつくわけではないのに、ベティーが出たあとのケージにそそくさと入っていったり。

付かず離れず。

それが、ベティーとレオなりの関係なのだと思います。

10歳になって、考えるようになったこと

ベティーとレオが歳を重ねるにつれて、健康のことを以前より意識するようになりました。

そして、同時に考えるようになったのが、犬にかかる「お金」のことです。

犬には人間のような公的な健康保険がありません。

診察、お薬、検査。

必要な治療が重なると、医療費が大きくなることもあります。

もちろん、病院代だけではありません。

毎日のごはん、予防や健康管理、シャンプーやお手入れ。

年齢や体調によっては、その子に合ったフードやケアが必要になることもあります。

犬と暮らすということは、かわいい、楽しいだけではありません。

命を預かるということ。

そして、その命を最後まで守るためには、やっぱりお金も必要です。

私は、

「お金がないから、この子に必要な治療をしてあげられない」

とは、できる限り言いたくありません。

だからこそ、犬との暮らしを大切にすることと同じくらい、これからのお金や働き方についても考えるようになりました。

犬の時間は、人間よりずっと速く流れている

犬と暮らしていると、10年という時間が本当にあっという間だったと感じます。

ついこの間まで子犬だったような気がするのに、気づけばずいぶん月日が流れました。

犬たちは、人間よりずっと速いスピードで歳を重ねていきます。

だから私は、いつも思います。

愛犬と一緒に過ごせる「今」は、決して当たり前ではない。

できるだけ長く元気でいてほしい。

一緒に楽しいことを、まだまだたくさんしたい。

旅行だって、一緒に行きたい。

私は旅行へ行くときも、できる限り犬と一緒に泊まれる場所を探します。

でも、日本では犬と一緒に泊まれる宿や、犬連れで立ち寄れる場所は、まだまだ限られています。

だったらいつか、キャンピングカーでベティーとレオと一緒に旅をしたい。

好きな場所へ行って、一緒に景色を見て、一緒にのんびり過ごす。

それが今の私の夢です。

「犬時間、わたし時間。」に込めた想い

私自身も50代になり、これから先の暮らしを以前より具体的に考えるようになりました。

ベティーとレオと過ごす毎日は、私にとってかけがえのない時間です。

だからこそ、この子たちとの「今」を大切にしながら、私自身のこれからも大切にしていきたい。

犬との暮らしのこと。
これからのお金や働き方のこと。
そして、50代からの自分自身の暮らしのこと。

どれも別々のことではなく、私にとってはすべてつながっています。

そんな思いから、このブログを始めました。

元トリマーとはいえ、現場を離れてもう20年ほどになります。

昔の知識だけで「こうですよ」と語れるほど、今の犬のことに詳しいわけではありません。

私自身、分からないことがあれば調べたり、獣医師さんに相談したりしながら、今もベティーとレオと一緒に勉強中です。

だからこのブログは、私の知識を一方的にお伝えする場所ではなく、ひとりの飼い主として、実際に経験したことや、その時々で調べたこと、感じたことを皆さんと共有していける場所にしたいと思っています。

そして、このブログを読んでくださった方が、ページを閉じたあと、

「今日はいつもより少し長く、うちの子を撫でてあげようかな」

「今、一緒にいられる時間を大切にしよう」

そんなふうに思ってくださったら、とてもうれしいです。

犬の時間も、わたしの時間も、大切に。

ベティーとレオとの毎日を楽しみながら、これから少しずつ綴っていきます。

どうぞよろしくお願いします。

ユキ